雨宿り
2005年 02月 25日
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ふと気がつくと雨雲が空を覆っている。
山の天気は変わりやすいと言うが、イランでも少しそういうところがある。
遠くで雷鳴が聞こえ、風に乗って雲が移動してくる。
ぽつぽつと雨が当たり始めたかと思うと、あっという間に激しい雷雨になってしまう。
人家もなく、雨宿りのできる場所もなくて困っていると、岩陰に探していた聖者廟がひっそりと建っていた。
滑りやすい岩の上を、急いでそこまで走る。
湿った土の匂いと、古い建物独特のすえた匂いと、激しく屋根を叩く雨の音と。
廟の中で休もうと思ったが、電気の通っていないため真っ暗で、あまりゆっくりと休む気分になれない。
仕方がないので、雨漏りを避けながら軒先で雨宿り。
山の上を走る雷鳴を眺め、谷底の木々の間にひっそりと並ぶ屋根を眺めてぼんやりと過ごす。

降り出したのも突然なら、降り止むのも突然で、ふと気がつくと雲の間から日が差し始めている。
ほとんど濡れずに済んだのも、聖者廟のバラカ(霊力)故かと、廟にサダカ(喜捨)を置いて村へと下りた。
例年なら雨など降るはずのない、ホルダード月のある日のこと。
山の天気は変わりやすいと言うが、イランでも少しそういうところがある。
遠くで雷鳴が聞こえ、風に乗って雲が移動してくる。
ぽつぽつと雨が当たり始めたかと思うと、あっという間に激しい雷雨になってしまう。
人家もなく、雨宿りのできる場所もなくて困っていると、岩陰に探していた聖者廟がひっそりと建っていた。
滑りやすい岩の上を、急いでそこまで走る。
湿った土の匂いと、古い建物独特のすえた匂いと、激しく屋根を叩く雨の音と。
廟の中で休もうと思ったが、電気の通っていないため真っ暗で、あまりゆっくりと休む気分になれない。
仕方がないので、雨漏りを避けながら軒先で雨宿り。
山の上を走る雷鳴を眺め、谷底の木々の間にひっそりと並ぶ屋根を眺めてぼんやりと過ごす。

降り出したのも突然なら、降り止むのも突然で、ふと気がつくと雲の間から日が差し始めている。
ほとんど濡れずに済んだのも、聖者廟のバラカ(霊力)故かと、廟にサダカ(喜捨)を置いて村へと下りた。
例年なら雨など降るはずのない、ホルダード月のある日のこと。
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by sarasarajp
| 2005-02-25 19:16
| テヘラン州
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