餌付け
2005年 08月 07日
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羊や山羊の群れでは犬が必ずや羊飼いを手伝い、泥棒や狼から群れを守っている。
彼らは知らない人が近づくと、あるいは自動車にすら突進して来るので大変に危険である。うっかりすると轢いてしまうことがあるからだ。
自動車の窓を閉めて、羊の群れを見たからと言って無警戒に写真を撮りに行かなければ問題はないのだが、時に、こちらが見たい遺跡や建築物の周囲で休憩を取っていることがあり、困ってしまう。
羊飼いにしてみたら、ちょうど日陰があるし、ここで休憩、ということなのだろうし、それに対して文句を言うことはできない。しかし、犬に吼えかかられ、見たいものに近づけないというのは困ってしまう。
そんな時、運転手が私たちに言った。
「食べ残しのパンかお菓子はある?」
ちょうどパンがあったのでそれを手渡すと、彼は自動車を降りた。
大丈夫か?とはらはらしていると、案の定、何頭かの犬が突進してきた。
流血沙汰か?と思った瞬間、運転手はパンをちぎって投げた。
その瞬間、犬たちはそちらへ向かって走って行った。
あっけにとられている私たちに一言。
「あいつらは普段、満足に食べさせてもらっていないからね」
こんなに簡単に買収される番犬というのは本当に役に立つのか?
思わず疑問符が頭の中に湧いてしまった。
西アゼルバイジャン州のある村で犬を買収する運転手。
彼らは知らない人が近づくと、あるいは自動車にすら突進して来るので大変に危険である。うっかりすると轢いてしまうことがあるからだ。
自動車の窓を閉めて、羊の群れを見たからと言って無警戒に写真を撮りに行かなければ問題はないのだが、時に、こちらが見たい遺跡や建築物の周囲で休憩を取っていることがあり、困ってしまう。
羊飼いにしてみたら、ちょうど日陰があるし、ここで休憩、ということなのだろうし、それに対して文句を言うことはできない。しかし、犬に吼えかかられ、見たいものに近づけないというのは困ってしまう。
そんな時、運転手が私たちに言った。
「食べ残しのパンかお菓子はある?」
ちょうどパンがあったのでそれを手渡すと、彼は自動車を降りた。
大丈夫か?とはらはらしていると、案の定、何頭かの犬が突進してきた。
流血沙汰か?と思った瞬間、運転手はパンをちぎって投げた。
その瞬間、犬たちはそちらへ向かって走って行った。
あっけにとられている私たちに一言。
「あいつらは普段、満足に食べさせてもらっていないからね」
こんなに簡単に買収される番犬というのは本当に役に立つのか?
思わず疑問符が頭の中に湧いてしまった。
西アゼルバイジャン州のある村で犬を買収する運転手。
by sarasarajp
| 2005-08-07 14:44
| 西アゼルバイジャン州
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